穴水町復興対策会議能登半島地震復興支援ブログ

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宮城県七ヶ浜町支援報告【第10報 その2】

宮城県七ヶ浜町支援報告【第10報 その2】

皆さま

RSY浦野です。
宮城県七ヶ浜町での被災者支援活動について、4月3日~4月10日の1週間の活動を数回に分けて報告しています。


【被害概要(4月12日17:30現在:七ヶ浜町災害対策本部調べ)】
・死者:60名(うち3名が身元不明)
・行方不明者:13名
・負傷者:17名
合計:90名


・漁業関係施設:全施設損壊・流出(調査できず)
・漁港・港湾施設:全施設損壊(調査できず)


[ライフラインの状況]
・12日午後10時より3日程度断水。
※宮城県仙南仙塩広域水道(七ヶ宿ダムからの送水)の送水管修理のため。


[避難所]
松ヶ浜小学校、生涯学習センター、七ヶ浜国際村、亦楽小学校、吉田浜公民分館全5施設/避難者数809名
※4月15日をもって、国際村と生涯学習センター(中央公民館)の2つに統合。


[仮設住宅の建設]
・第1次申し込み(115戸):4月11日~
・完成:4月27日
・入居審査:5月1日~3日
・抽選日:5月5日
・入居開始:5月8日以降から
・場所:町民グラウンド


※上記日程は変更になる場合もある。
※全壊家屋居住者、高齢者・障害者・乳幼児などの要援護者世帯を優先入居。
※宮城県は、七ヶ浜町の第2次建設分として35戸を第1スポーツ広場(七ヶ浜省察署向い)に建設すると発表。


[その他]
・町は4月4日より津波被害により遺失した写真、賞状、位牌などの縦覧を七ヶ浜町サッカースタジアムにて実施中。


私たちがボランティア活動の際に何枚か発見した写真もここに届けられ、被災された方が自由に閲覧できるようになっている。


しかし、このような場所が設置されていること自体を知らない住民もおり、今後の周知が課題となっている。


・RSYが4月2日までお世話になった七ヶ浜町心身障害者通所作業所「あさひ園」では、11日より施設が再開した。


アルミ缶の回収や贈呈用の箱折り作業等を行っている。職員7人中2人、利用者30人中6人が津波被害を受け家を失い、現在も避難所や親類等の家に身を寄せている。


○RSYのこれまでの活動
■RSYボランティアバス第3陣派遣/4月7日~11日
・RSY主催のボランティアバスに17名が参加。災害ボランティアセンターの運営サポート、災害ボランティアセンターに寄せられた個別ニーズの対応(泥出し・家具運びなど)、災害ボランティアの炊き出し、沿岸部を中心としたニーズ把握、避難所3か所での足湯を実施した。


<沿岸部を中心としたニーズ把握>
・車に5~6人と掃除用具一式を積んで、津波被害のひどかったエリアを巡回した。


浸水被害を受けたと思われるお宅に直接訪問し、声をかけて状況をお話して頂いたところ、「家財道具は出したけど、床下が気になっている。


業者に頼む予定だが、いつ来てもらえるか分からない。


今後の衛生面が心配」「ブロック塀が隣の家にもたれかかりそうになっている。どうにかしたい」「家屋判定で赤色(立ち入り禁止)になっているので全く手がつけられていない。


入れるようになったらすぐに掃除等お願いしたい」「家財道具の撤去などして欲しい」「漂流物が家の周辺に散乱しているので処分したい」等の声が寄せられた。


内、5件ほどをボランティアセンターへ新規ニーズとして上げた。


・ボランティアセンターの存在は区長を通じて知っている方も多かったが、直接依頼するというところまではなかなか進まない様子。


「知らない人が家に入るのは抵抗がある」「もう大体家族・親類でやってしまったので大丈夫」という声も
あった。


いずれも地元の方々と一緒にこまめな声かけが必要と感じる。


※ボランティアセンターには1日4~5件の新規ニーズが上がっており、個別宅へ作 業チームを3つ作って日々対応している。


地元ボランティアが中心に活動してい るが、作業が重労働であり疲れも見えてきている様子。


地元チームと外部ボラン ティアの連携が今後の課題。


<足湯ボランティア>
・松ヶ浜小学校(14:30~15:30)、亦楽小学校(七ヶ浜中学校)(14:30~15:30)、中央公民館(14:00~15:00)


・地元中・高・大学生らとの合同チームで実施。


※足湯つぶやき(主なものを抜粋)
【4月8日/松が浜小学校】
(男性・80歳代)
何もかも心配。家も流された。
年金生活でこれからも心配。
食事は食べられている。
足湯が一番いい。


(女性・70歳代)
ストレスがたまって大変だった。
自分では気づかんけど、ストレスが強くて血を吐いた。
医者に行って「ストレス」と言われて薬飲んで様子をみてる。
ご飯も食べれるけど怖いからちょっとしかたべれん。
夜は寒い。
地震あって、夜ねむれんね。


(女性・高校生)
避難所生活も一カ月近くなったので疲れました。


(女性・6歳)
ここに来て友達がたくさんできた。
今は楽しい。
学校にはまだ入れない。
いつもトランプとかしてる。
ごはんは何でも好き。
いつも全部食べている。
風呂は1回しか入っていない。


(女性・50歳代)
何もかも不安。


(女性・60歳代)
家を流されて大変。
写真など発掘できても悲しみの気持ちが重なり複雑な心境。
何かおいしいものが食べたいと思っても周りに気を使うので、そういう要望を考える気持ちになれない。


【4月9日/亦楽小学校(七ヶ浜中学校)】
(男性・70歳代)
この地域は220世帯で70世帯が何とか家がある。
揺れが来て、皆一目散に高い所に逃げた。
防災訓練をしていたので「高いところに逃げる」ということができていた。
津波の一派はそうでもなかったが、2派、3派がひどかった。
物をとりに帰った人が犠牲になった。
14日には国際村(別の避難所)皆前向きに考えている。
この避難所は高齢者が多い。
50歳代だったら住宅の再建も考えるが、無理だろうなぁ。


(女性・80歳代)
ご飯は大分豪華になった。
でもまだ膝が痛い。
足湯は体があたたかくなって楽になったわ。


(男性・40歳代)
何もかも無くしてしまった。
保険証とかは再発行できるが、アルバムも写真も全 て戻らない。
遺失物が展示してあるサッカースタジアムにも見に行ったが探せな かった。


(女性・80歳代)
避難所での生活は気を使うことが多い。
避難所の中での楽しみはあまりない。
食べ物などの不自由は特に感じない。


(女性・60歳代後半)
お風呂に入らず、足湯がくるからお風呂の予約はしなかったの。
お父さん車椅子だから、雨の日以外は泥のかきだししてて、爪が真っ黒。
でもね、親戚の人とか ボランティアの人が手伝いに来てくれるから助かるわ。


(女性・86歳)
家は住めない状態ではない。
今片付けをしていて、明日寝る場所だけできたので息子が迎えにきてくれる。
海苔の養殖をしていたが、もうダメになった。
戦争もこんな風に避難所生活をした。
今は食べ物をもらえる、買い物にもいけるから、今の方がいい方だ。


(男性・70歳代)
漁業を営んでおり、地震がくるちょっと前に海から上がって来て家で一服していた。
隣のお婆さんを避難させるのが大変だった。
すごくギリギリだった。
津波で海に浮いている車がマッチのように見えた。


(男性・?歳)
今日は家の片付けをしていた。
漁師で津波の時沖にいた。
初めて10mの津波を体験した。
最初は行方不明者名簿に載っていたようで、震災から3日後にようやく帰れた時には拍手されて驚いた。
足湯は初めてだったが、楽しく話せた。


【4月10日/中央公民館】
(女性・70歳代)
足湯をするとすごく気持ちがいいので、もっといっぱい来てほしい。
ボランティアさんにすごく感謝している。


(女性・70歳代)
足湯は気持ちいい。
良く眠れる。
地震の日は家に居たけど、前日まで旅行に行っていた。
家は全て流された。
もう何もない。
命はあるからね。
皆にこれ以上ない
程良くしてもらいありがたい。
感謝しかないです。
私はカラオケが好き。
カラオケできたらなぁ。


(女性・11歳)
地震は本当に怖かった。
今は大分怖さが取れた。


(男性・76歳)
足湯は初めて。
どんな感じが身に来た。
昨日は自衛隊の風呂は行かなかったよ。
気持ちいいもんやな、夜はあんまり眠れん。


(女性・77歳)
これをやると夜まで足がほてって眠れるの。
本当は毎日来てほしい。
ありがたいよ。
いつもは眠れない。
ペースメーカーを入れている。
明日にでも、そろそろ
医者にかかりたい。


(女性・70歳代)
避難所生活は辛い。
足湯やってから結構寝られるようになった。


<うるうるパックの配布>
・災害ボランティア活動支援プロジェクト会議からの支援の一環として、被災した児童へのお見舞い品(ペンケース/鉛筆/鉛筆削り/消しゴム(2個)/定規テープのり/下敷き/ノート(3冊)/コンパス/ステープラー)七ヶ浜町の小学生全てに配布するため、約1300パックを行政職員の方と学校に搬入しました。


※災害ボランティア活動支援プロジェクト会議とは?
企業・社会福祉協議会・NPO・共同募金会が協働するネットワーク組織。災害ボランティア活動の環境整備をめざしており、人材、資源・物資、資金を有効に活用するため、現地支援を行っています。


2004年に発生した新潟中越地震の後、復興活動への助成や活動の検証調査を行うため、2005年1月に中央共同募金会に設置されました。

RSY代表理事・栗田はこの会の委員を務めています。


※うるうるパックとは?
「うるうるパック」は、被災地域の方々が必要とする物資を一旦被災地外で集約し、各世帯に配付できるように袋詰めして届ける救援物資。


被災者とボランティアのコミュニケーションのきっかけ、被災者を応援する心を届ける手段として、知恵と工夫を凝らして手間をかけて配付るという仕組みを目指している。

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